はっちのひとりごと

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舞台『GARNET OPERA』木下藤吉郎(横原悠毅くん)の好きな台詞とか言い回しの記録

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2022年1月21日に開幕した、舞台『GARNET OPERA*1

公演からもう半年も経ってしまいましたが、、木下藤吉郎羽柴秀吉役  IMPACTors 横原悠毅くんの台詞とか好きなシーンとか諸々のまとめです。はじめに断っておきますが、全シーンではありませんので悪しからず。

2007年に初版が発行された戯曲集は、原作・脚本・演出を手掛けた西田大輔さん著『ガーネット オペラ』(論創社)。なんと約15年の時を経て公演期間中の1月に増刷出来となりました。

舞台での台詞は戯曲集ほぼそのままなので、公演中にメモしてちまちままとめていた台詞は無意味な気もしましたが、、でも横原くんの言い回しとか間とかニュアンスさえもできるだけ忘れたくないので、「!」「、、」「…」をめちゃくちゃ多用しながら(あくまで私が感じ取ったニュアンスでしかありませんが)、雰囲気だけでもまたいつでも思い出せるように残しておきます。
横原くんの台詞の緩急とか間とか、本当に最高だったので忘れたくない…わざわざこのブログ開いた方、みんなそうでしょ??あと最初からめちゃくちゃ余談ですが、戯曲集が届いたのが東京千秋楽の日っていうのめちゃくちゃにエモくない???(ただの偶然が重なった結果)

 

《1幕》

◆導入

最初の登場は上手からで、座って礼→下手にいる八重ちゃん(おにぎり食べてるのかわいい)のところに嬉しそうな顔で駆け寄るけど、いきなり腹パンされるという。ここは台詞はないけど、「待ってぇ〜〜〜!」と言うように八重を追いかけながら捌けていく藤吉郎がいきなりかわいいのです。

 

◆藤吉郎 登場シーン

「やばいやばい、急がなきゃ…!完っ全に遅刻だ…!!」

慌てて登場してくるちょっとコミカルな演技。初日にここの演技を観た時、「横原くんこんなんできるん??この後どんなシーン出てくるのかまったく分からないけどこれ系いけるならもしや無敵では!?!?」とひっそりと思っていました。表情とか声色とか、すごく表現豊か。そして慌ててる姿がとにかくかわいい。
どうでもいいんだけど、この感じ、なぜか横原くんのジュニア日記(2021年10月26日)を思い出しました。ブログはもちろんテキストだけだけど、なんか勢いが横原くんそのものというか。

 

「そうだ、久しぶりにこれやっておこう!」

信長様のために、懐に草履を入れて温めておく有名なエピソードをここで再現。下向いてるから表情はほとんど見えないけど、襟のところにしまって着物の上からぎゅっぎゅって大事そうにしてるのがめちゃくちゃかわいい。席によっては口元がちらっと見えることがあったけど、すごい緩んでた(と思っている)。

 

「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス

秀吉といえばこれですよね。この台詞言ってる時の横原くん、清々しいほど爽やかで、堂々とした立ち姿で、声も表情もとても良いの。

 

◆勝家 利家 家康に合流するシーン

「すいませーーーーーん!!遅くなりましたーーーーー!!!!」(声がでかい)

「えっ、、どうしたんですか???」(ぽかんとした顔)

勝家さんのためにセンターにスポットライトが当たってたのに、そこに滑り込んで登場する藤吉郎。無意識に人様の活躍の場をあっさり奪う猿。かわいい。

 

◆利家に八重のことを聞くシーン

藤吉郎「(肩を組みながら)利家、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。大事な話だ。(ワクワクした表情で)その〜…八重はどうしてる?その後変わりなかったりするか??」

利家「いや、元気だけど…」

藤吉郎「そうか元気か!!それならいいんだ!そのぉ……何か言ってなかったか?」

利家「何かって??」

藤吉郎「藤吉郎様が素敵〜とか、藤吉郎様がお強い〜とか、とうもろこし好き〜とか!!」

草履を抱きかかえながらニヤニヤしてる(好きな人を思い浮かべてる時ってこういう顔になるよね)藤吉郎、めちゃくちゃ愛おしくない!?!?

そして1/23昼から「とう〇〇」から始まる台詞に変更。他のシーンでも関連してたりするから、みんなで相談していたのかな?毎回変えていたのは本当に本当に大変なことだと思うけど、その分観ているこちらはすごく楽しませてもらっていました!一度も被りなくやりきってすごい!!

東京リベンジャーズネタが2回出てきたのはそれだけ好きってことでいいですかね?場地くんが好きって言ってた横原くん(1/26アドリブより)。

このシーンのアドリブ台詞↓
  • 1/21 とうもろこしが好き
  • 1/22昼 とうもろこしが好き
  • 1/22夜 とうもろこしが好き
  • 1/23昼 豆板醤辛い
  • 1/23夜 豆乳鍋が美味しい季節だね
  • 1/25 糖質制限って私あんまりうまくいったことないんだよねぇ
  • 1/26 東京リベンジャーズ面白い
  • 1/27昼 東南西北(とんなんしゃーぺー)
  • 1/27夜 塔の上のラプンツェル
  • 1/28 東海オンエア見てる
  • 1/29昼 東京ヤクルトスワローズ
  • 1/29夜 東方神起のライブに行きたい
  • 1/30 東京卍會に入りたい

1/27昼は観劇できなかったためレポお借りしました。ありがとうございます!

 

◆勝家さんの結婚を初めて知る藤吉郎

お濃様が「1週間後には勝家とお市の結婚式が〜」と喋っているのを聞いて、

「えっ勝家さん結婚すんの!?!?えーーー!?」(お目目まんまるびっくり顔)

「家康、お前知ってたか!?もしかして知らなかったの俺だけ!?」
このあと勝家さんのもとに駆け寄っていく姿が最高にかわいい…

藤吉郎「(抱きつきながら)勝家さんよかったじゃな〜〜〜い!!」

勝家「だまれ、はしゃぐな!殿の妹さんだぞ!」

藤吉郎「なぁに言ってんの勝家さん!!嬉しいんじゃないの〜??」

勝家「嬉しいか嬉しくないかと言ったら、、、嬉しい(照)」

藤吉郎「なんだ、めちゃくちゃ喜んでるじゃ〜〜〜ん!!」

とにかくはしゃぎまくる猿。心から喜んでいる感じが本当に本っ当にかわいかったです。

 

◆ゲームの始まり

ここは藤吉郎の台詞ないけど大好きなシーンだったので。ていうかジャニオタは絶対絶対みんな好きだよね?ここ。

フロイス「宝刀をもって宝箱を開けよ!」

信長「宝刀を掲げよ!!」

中央前方に置かれた宝箱をぐるっと囲んで、刀を構えている姿がとにかくかっこよかった…藤吉郎のあの眼差しは忘れたくない…この時の音楽も胸が高まる感じでめちゃくちゃよかったです。このあと激しい殺陣のシーンへ。
このシーン、戯曲集にもその当時上演された時の写真が入っていました。それだけ重要なシーン。

 

◆八重とお市様+光秀様のシーンに合流する藤吉郎

上手からドタドタと入ってくる藤吉郎。

藤吉郎「光秀さん光秀さーん!!」

光秀「なんだ猿、お市様の前で」

藤吉郎「それより大変なことになってるんですよ!聞きましたか?殿が…」

光秀「あぁ、ゲームのことだろ」

藤吉郎「知ってんならなんで助けてくんないんだよ!!ずりぃよ、自分だけ参加しないで!」

光秀「お前らが遊んでる間、誰が天下布武を進めるんだよ?」
「ずりぃよ」の言い方とかすごく好きでした。”現代っ子っぽい”言い回しのひとつ。

 

藤吉郎「お市様〜!!結婚おめでとうございます〜!!

    (相手が勝家さんで)いいんですか?結構おっさんですよ?やばいですよ??」

+「髭とかすごい濃いですよ」とか「(ジェスチャー付きで)背も高くて…(この辺りでお市様に制される)」

お市様にお祝いの言葉をかける時に自然と手を握る藤吉郎は恋でしかない。たたみかけるように本当に勝家でいいのか確認するの、とてもよかった!

 

藤吉郎「(嬉しそうに近づき)八重〜!お前はいつ見てもちっこいなぁ、元気かぁ?」(頭ぽん)
頭ぽん…なんか語尾にハートついてた。やさしい。かわいい。

八重「うるさい💢💢」

 

八重「(去る光秀を見つめながら)光秀さん…」

藤吉郎「どこ行くの?光秀さん」と言いながら八重の肩を組みにいく

八重「触んな💢💢」

ここでスタンガンを藤吉郎に突きつけ、地面に横たわる藤吉郎。

藤吉郎「ス、スタンガン…?この時代に…!?」

 

お市「藤吉郎、光秀が無理しないように兄さんを守ってあげてね。きっと色んな人に恨まれているだろうから、、」

藤吉郎「もちろんですよ!!」

お市「ありがとう…」

藤吉郎「大丈夫ですよ!それにあの人ずるいですよ、かっこつけちゃってさ。いつも殿の近くにいて、相談されちゃったりしちゃって、、そう思いません??」

   「俺に任せてくれれば大丈夫ですよ!!この藤吉郎がバシッと(ガッツポーズみたいな力強いポーズで)決めてやりますから!」

 

この後の捌け際のシーンは途中からアドリブになりました。八重ちゃんの冒頭の台詞違いがたぶんあると思いますが…ちょっと長めなのでアドリブパートだけ別記事にまとめておきました。

hatch-yy.hatenablog.com

観劇できなかった1/27昼は検索したけど通常バージョンだったのかなと思います。というか、他にも間違ってたら誰か教えて…!

ここの掛け合いとってもとっても楽しかった…!八重役のこぴちゃんにも感謝です。
こぴちゃん、あんなに可愛らしい風貌なのにドスの効いた言い回しや口の悪さが最高でした!!

 

《2幕》

◆雨のシーン

藤吉郎「殿、天下獲りましょう!もう少しです!!俺みたいな猿でも本気です!命懸けますから!!だから手伝わせてください…俺、、本気です!!」

信長「猿、お前雨に打たれたことあるか?」

藤吉郎「(後ろ姿だけど、首を傾げながら)えっ??殿、、意味がわからないんですけど……」

信長「手を前に出してみろ」

藤吉郎「こうですか??」

信長「打たれてるか?」

藤吉郎「(上を向いたまま)当たり前ですよ殿、何言ってるんですか??」

信長「上にあるのは国だ、てめぇが一番欲しいものだ。しっかりと見ろよ〜〜?幾万もの槍を受け止めながら、天下睨んでみろ!!」

藤吉郎「はい!!」

しばらく雨に打たれる藤吉郎。

藤吉郎「無理です、こんなの無理に決まってる、、」

なんとか耐えようとするも、徐々に足は震え、重圧に耐えられなくなって後ろに倒れ込んでしまう藤吉郎。

藤吉郎「殿はいつもこんなことやってるんですか!?」

信長「そんな暇じゃねぇ!」

藤吉郎「やっぱり天下獲る人は違ぇや!すげぇ、やっぱすげぇ…!!俺には到底こんなこと思いつきません!!」

信長「だからお前は猿なんだよ。なぁ光秀?」

光秀「殿……」

 

このシーンのみお顔の汚しが3箇所ありました。 虎者思い出すぅぅぅ。。
ちょっとぽけーっとした感じだったり、真剣だったり、勢い余る感じだったり、コロコロ変わる表情がとても良かった…!このシーンは2階席が優勝でした。

そして冒頭からひっそりと後ろにいた光秀。雨を受けるシーンも一緒にやっていたし、藤吉郎よりも先に倒れ込んでいたという…なんとも言えぬ切なさ…(先に倒れ込んでいたのは後から知りました) いかに藤吉郎しか見れていなかったか…

 

羽柴秀吉への決心をかけたプロポーズ

藤吉郎「お前落ち込んでんのか?まさか泣いてんじゃねぇよな?」

八重が座っている上手中段のセットに藤吉郎もちょこんと座る。このシーン登場から編み込みスタイルになる藤吉郎。

藤吉郎「泣いてる場合じゃないぞ、今は大事な時なんだから。すっぱり諦められてよかったじゃねーか!うん、俺はそう思う!俺には全部分かるんだ、お前にはあぁいう人は似合わないんだよ!」

八重「……お願い、帰って。」

藤吉郎「いいじゃん、ここは明るくいこう!その方がお前には合ってるから!」

八重「なんであんたはいつも土足で入ってくるの?私だって色々考えてたのに!!……帰って!」

藤吉郎「帰れないよ!!」(迫真)

藤吉郎「お前のことは俺が一番わかってるんだ…だから…結婚してください!俺と結婚してください!!」

 

藤吉郎「俺、羽柴になる。羽柴秀吉になる。羽柴になって、信長様の元でもっと羽ばたく…!そりゃ光秀さんに比べて顔だってそんなにかっこよくないし、剣の腕だってまだまだ敵わない、、、けど、この国をもっと良くしたいって気持ちは誰にも負けない。信長様にだって負けてない。だから…結婚してください……俺と、、結婚してください……!!」
とても真剣なシーンなんだけど、いやあなたの顔が一番かっこいいよ私にとっては!どう考えても!と毎公演心の中で突っ込まずにはいられなかった。

 

藤吉郎「お前の名前も考えてあるんだ。”寧々”だ、お前は羽柴寧々になる!お前を愛するこの気持ちは誰にも負けない。今よりもっと幸せになる。俺がお前を幸せにする…!」

八重「なんで全部わかってるとか言ったの?」

藤吉郎「嘘だ、、思わずそう言っちゃった…。でもそうなりたい、いずれはそうなりたい…!!八重、、だからダメか、、??」

 

しばらく見つめ合った後、八重が藤吉郎の頭をペシっと叩く。一瞬驚く藤吉郎だけど、「あ、受け入れてもらえたんだ…!」と気づいた時の安堵の表情がたまらなくいい。

「いいよ!」とか「何言ってんの?もう〜仕方ないな〜」とか、そういう言葉ではないところが、このふたりの関係性を表しているし、とても素敵だなぁと。

いやもう本当にこのシーンいいですよね、、まさか劇中でこんなにも熱烈なプロポーズあるとは。
ちなみに「結婚してください」って4回言ってくれます。(言ってくれる、とは…)これ下手側の席じゃないとお顔が見えなかったんだよねぇ…

羽柴秀吉になる決心をした藤吉郎。劇中これ以降は「猿」もしくは「秀吉」としか呼ばれませんが、藤吉郎の方がしっくり来るのでそのまま“藤吉郎”としています(戯曲集も最後までずっと“藤吉郎”です)。

 

◆光秀と藤吉郎

藤吉郎「俺はあんたに憧れてた。いつも殿に一番に呼ばれて、強くて。悔しかったけど、、死ぬほど悔しかったけど、、俺はあんたに憧れてた…!あんたなら殿の後を継いでもいいって思ってた。だから行かないでくれよ、、これまで通り殿のことを助けてやってくれよ、、、あんたも殿もいなくなってしまうのは嫌なんだよ…!!」

光秀「お前は何もわかってない。なぜ宝の意味をわかってやれない?あの人の宝は俺たちだ。それに一番近いのはお前だ。……俺はお前のことが嫌いだぞ、、ずっとな、、」

藤吉郎「やめろよ…!!」

光秀「お前は俺を選ばれた人間だと言った。だが、いつも選ばれていたのはお前だ…」

藤吉郎「俺…?」

光秀「だから俺は行けない、最初から行けないんだ、、あの人を斬ることも、あの人のそばにいることも…。猿、行けるのはお前だけだぞ。それともお前は俺を見殺しにするのか?」

藤吉郎「光秀さん…」

光秀「背中を覚えとけ…これが一番欲しかったものが獲れなかった男の背中だ、覚えとけ、、猿…俺は殿が大好きだ……今まで楽しかったな、、」

藤吉郎「光秀さん……」

光秀「歴史の後始末は俺がしてやる。明智が信長を殺したと、俺が後世に伝える。だから猿…お前が本能寺にて信長を討て…!」


光秀様をいつも羨んでいた藤吉郎。ここでようやく自分の存在価値に気づくんですね。文字にしてしまうとただ名前を呼んでいるだけみたいになってしまうのですが、呼び方ひとつでも感情が伝わってくるとても熱いシーン。
そして2人だけの真剣なシーンはもう眼福としか言いようがないのよ。

 

◆藤吉郎から秀吉へ。本能寺へ行く決心

藤吉郎「やらなきゃいけない。もう俺しか残ってないんだ…俺はそんな器じゃない、、みんなに期待されるような男じゃないんだ、、」

八重「だったら逃げなさい!決して悪いことじゃないよ。あなたがそうしたいなら、、それが一番いいと思う…!あなたを助けてくれた人、かけがえのない仲間、、私に本当のことを言って?そのために信長様はこんなに辛い想いをしてるんだから…!」

藤吉郎「いいのか、、お前も死ぬかもしれんぞ?お前の家族だって死ぬかもしれない。」

八重「この寧々、覚悟の上です!木下百万石、あなたに預けます。好きなようにお使いください!ただ……」

藤吉郎「ただ…なんだ…?」

八重「悔いの残らぬよう…どうせ散るなら、盛大に羽ばたいてください…!私の恥になりますから!あなたの名でしょ、羽柴秀吉殿、、気をつけて行ってらっしゃいませ!!」

藤吉郎「殿…!この秀吉、本能寺へ参ります…!それがあなたへの、、御恩返しです!!!


ここは八重が最高。強くてかっこよくて、でも優しさに溢れててしなやかで、ちょっと弱気になっている藤吉郎を八重がしっかり支えて。2人の絆が本当に素敵。
本で読んだのですが、秀吉はその後も寧々のことを一番大事にしていたって。元々八重ちゃん大好き〜って感じだった藤吉郎だけど、こんなに愛されていると感じられたから、秀吉も生涯懸けて愛したんだろうなぁと思うと…このシーンほんとに泣けてくるよ…

 

◆信長との最期

藤吉郎「殿…!!」

信長「猿…!本当にお前がくるとはな…!百姓ごときにこの俺が斬れるのか?」

藤吉郎「あなたから、、受け取りに来ました…!!」

信長「では、ちゃんともらってきたんだな?」

藤吉郎「はい…!!」

信長「じゃあ試してやる!(斬りかかるも全く歯が立たず) ぬるいわ!光秀に何をもらってきたんだ?」

藤吉郎「殿……」

信長「泣く暇があったら決めて見せろよ!半端は許さんと言ったはずだぞ!!」

ここで信長に大きく斬りかかる藤吉郎。ぐっと歯を食いしばって耐えようとする藤吉郎の表情は忘れられない…

信長「猿!天とはなんだ?」

藤吉郎「国のことです!!」

信長「雨とはなんだ?」

藤吉郎「槍のことです!!」

信長「立ってられんだろうな?てめぇは立てんだろうな…?」

藤吉郎「はい!!!!」

家康、利家が応援に来てくれる

信長「人に頼るな!己でやれ!!そう言ったはずだろ!!」

藤吉郎「殿ーーー!!」

 

藤吉郎「殿……今までありがとうございました!!!!」

信長の体に斬りかかり、藤吉郎の頭にぽん…と手を乗せる信長。

 

信長「大儀であった…!!」

藤吉郎「……はい!!」

 

泣き叫びながら必死に殿に立ち向かう藤吉郎の想いを想像するとさ、、頭に手乗せられるところでめちゃくちゃぐっと来るのよ…

 

◆ゲームの終わり

宝箱に項を垂れるような格好で始まる最後のシーン。

お濃「猿、、ご苦労だったね。」

藤吉郎「いえ、、(宝箱を差し出しながら)お濃様、これ…」

お濃「どうして?」

藤吉郎「あなたが開けてください。その方がいいと思うから、、俺はもう…受け取りましたから、、」

宝箱の中身を見て笑うお濃様。

藤吉郎「(どうして笑ってるの?と不思議そうな表情で) お濃様…?」

お濃「見なさい、猿!」

そこには「阿呆」(そして小さく左下に「のぶ」)と書かれた紙が。紙を強く手で握りながら顔を寄せて泣きじゃくる藤吉郎。

 

お濃「猿!言ってやりなさい!!」

藤吉郎「殿、鼻明かしましたよ!…ざまぁみろ!!」

 

力が抜けたように座り込み、涙しながらもお濃様と笑い合う藤吉郎は、様々な感情が入り混じった表情で。信長様に「鼻明かしてみろよ」と挑発されていたあの藤吉郎が、最後に堂々と力強く高らかに言うこの台詞でラストシーンを閉じます。

1幕はコミカルな演技も多く、その表情や表現の豊かさに圧倒されたけど、2幕は泣くシーンが多かったり特に感情たっぷりに演じていた横原くん、本当に本当にかっこよかったです!殺陣のシーンも大好きでした!

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カーテンコール前のキャスト紹介では、最後から2番目に光秀役の砂川脩弥さんとともに登場。カテコ2回目の越岡さんの挨拶の時、客席を見渡しながら「うんうん」と頷いていたり、フッと笑ったり、時にはちょっと呆れたような表情をしたり(残り何公演目かをいつも不安そうに周りのキャストに確認する越岡さんはぽやぽやしていてとてもかわいかった)、最後の最後まで楽しませてもらった2時間45分でした。

このような状況下で、東京公演9日間・13公演を完走できただけでもすごいこと。キャストの皆様はじめ全ての関係者の皆様のおかげで、きっと一生忘れることのない素敵な舞台に出会えました。

またいつか、同じキャストでの再演を心から願っています…!

 

✴︎横原くん キャストコメント動画


www.youtube.com

 

✴︎初日(1/21)開演直前にアップされたISLAND TV
18:30開演のところ、18:18にあがりました。アイメイクがばっちばちにきまってて、お目目きらっきらで。高まらずにはいられない期待感。
こちらはめちゃくちゃ緊張してたよ…観るだけなのに。横原くんは緊張しないタイプっていつも言ってるけど、本当に緊張してないんだなぁってちょっと安心したりもした初日開演直前の思い出。

*1:東京公演(@EXシアター/1月21日〜1月30日/全13公演)を全員で完走、そして惜しくも中止になってしまったが大阪公演(@森ノ宮ピロティホール/2月4日〜2月6日/全4公演)が予定されていた。